育毛剤プロペシアの副作用

プロペシア使用の注意点

「プロペシア」(成分名:フィナステリド)は男性型脱毛症(AGA=Androgenetic Alopecia)の原因物質DHT(ジヒドロテストステロン)の合成を阻害する育毛剤です。
正確には脱毛を防止するため「脱毛防止剤」ですが、利用者のほとんどに発毛の効果が現れたため、育毛剤として認識されています。
しかしプロペシアには利用上の注意があります。
それは男性限定の育毛剤だということです。
女性は服用どころか触れることも禁じられています。
子供も同じく服用も接触も禁じられています。
これは何故でしょうか?

プロペシア開発の経緯

プロペシアはそもそも前立腺肥大症や前立腺がんの治療の為に開発された薬です。
アメリカの食品医薬品局 (FDA) でも、もともと良性前立腺肥大(benign prostatic hyperplasia, BPH)の治療薬として認可されました。前立腺癌の進行を遅らせる効果もあります。
男性の前立腺が肥大すると尿道が狭くなるためオシッコをするときなどに排尿に問題が生じたり、頻尿になったりします。その原因となるのがDHTでした。
DHTは成人男性に前立腺肥大症やニキビなども引きおこす物質です。
そのため前立腺肥大症の治療のために、テストステロンからDHTを作る5αリダクターゼ(5-alpha-reductase)の働きを妨害する「DHT阻害薬」としてのプロペシアが開発されたのです。

男の赤ちゃんや子供に被害が出ます

しかし前立腺を肥大させないと言うことは、性器の発達に影響を及ぼすと言うことでもあります。
性器が発達している最中の男の子、小学生や幼稚園児、中学生などもそうですが、特に赤ちゃんや胎児に対しては大きな影響があります。
妊娠中の女性が服用すると男の子の赤ちゃんに生殖器に対して異常が起こることがわかっています。
しかもプロペシアの成分は皮膚に付いた場合でも吸収されて影響を与えることがあるので、触ることも厳禁です。
当然、子供も触ったり飲んだりしてはいけません。また、白髪染めとの併用もあまりおすすめできません、
このように強い副作用を持つ薬であるため、通常、プロペシアの錠剤はコーティングされていて触っても安全なように処理されています。
しかし万が一を考え、触れることは避けて下さい。